今更ながらにブログをはじめてみました

グダグダな日常と趣味をただ書き込んでゆくだけのブログです。(^^;

瞳の中のファーラウェイ

さて昨日は休みを頂いて埼玉県所沢市のサクラタウンで開催されている永野 護デザイン展に行ってきました。
 
正直、彼のデザインセンスは斬新かつ独特過ぎて自分は今一つ好きではなかったのですが、デザインや設定の先進性、そして何より固定概念に捕らわれない考え方に感銘を受けた身なので公開終了間近という事もあって見に行く事を決めました。

サクラタウン敷地内に立つ大魔神像。折角なのでドラクエウォークのARで撮影してみました。でも中々ポジションが決まらず苦労しました。(^^;
で朝イチで行ってみたのですが、月曜の割にそこそこ並んでて驚き。これも代表作であるファイブスター物語(以下FSS)の人気の賜物なんだろうか。
展示ブースは再入場不可と聞いていたのでトイレを事前に済ませ、いざ入場。2時間程掛けてじっくり見てまわったのだけど、いやあ、なんというか彼に対する評価が変わったというか更に上書きされたというか。(^^;
 
設定画やイラストなど、どれもが繊細にして精密そして圧倒的な情報量。前述のFSSではモーターヘッドと呼ばれる巨大は甲冑のようなロボットの書き込みがハンパない。こんなの月刊誌でも描いていけるんか?!と思う程。…まあ実際かなりの長い間休載してたようですが。(^^;
 
イラストにおいて印象的だったのは、例えば網目調のコスチュームのイラストでは網目一つ一つに陰影を描いていて、なおかつその下の地肌もちゃんと描き込んでいたり、また色彩においても蛍光カラーを用いてコスチュームや空の表現などをしており、非常に目を引く。
また、メカニカルデザインにおける設定においては、ロボットに骨格を用いてその上から装甲を施すムーバブルフレームという考え方や、金属の多層積層構造による板バネの反発性を用いた疑似的な筋肉による間接の可動などといった画期的なアイデアを生み出しており、中でもムーバブルフレームという考え方はエルガイムで登場以降、これまでのロボットアニメにおいて普遍的な設定として定着しており、ガンプラなどにも多大な影響を与えています。
 
正直自分としては、サンライズに参加していた初期の頃のものや、メカデザイン、キャラデザインを共に努めたエルガイムその後のΖガンダムの設定画を見れればいいやとさえ思ってたんだけど、FSSのコーナーを見てまわった時に前述の印象を受けて圧倒され、改めて彼は天才なんだなあと思うように至ったわけで。イヤホント凄かったです。(^^;

一角に設けられたモーターヘッドの模型。透明や半透明の外装が非常に美しいです。

モーターヘッドの中では最大クラスの機体の等身大パネル。デカ過ぎてフレームに収まり切れませんでした。それにしてもディティールが非常に細かいです。
 
会場を後にして次に向かったのは池袋のサンシャインシティで開催されているサンライズワールド東京でこちらも堪能してきました。…けどこちらはちょっと期待外れだったかな。

入り口で出迎えてくれる等身大のダイターン3。もう1、2体他のロボもあると良かったな。スペースがあればだけど。(^^;
入場料900円払って見る事ができるのは一部の作品のセル画と解説のパネルにPV、それに伴った当時の商品に、期間限定で入れ替わる等身大タペストリーのフォトスポット。決して広い空間ではない中にパネルと僅かながらの展示品で900円は高い。精々500円がいいとこなんじゃないかなあ。

一番左上のダーティペアのムック本持ってました。その当時を思い出しちょっと目頭が熱くなりましたよ。(=^^=)
せめて現在多くのスペースを専有しているフォトスポットを裏手のカフェコーナーなどに移して、無料と有料に分かれている展示品を一纏めにし、セル画の展示だけでなく、販促用のイラストの原画など、もっと見栄えのある展示の仕方にした方が魅力的で値段に釣り合うと思う。
正直隣接しているバンダイナムコの各ショップを見て回った方がとても魅力的だったよ…。
 
今回、久々に映画以外で出掛けてみたけど、とても充実した一日でした。時間と予算の都合がつけば今度また何処かに出掛けてみようかなー、と。横浜の実物大ガンダムはもう無理かもしれないけど、横須賀の日本の巨大ロボット群像展にも行ってみたいなあ。こちらも開催期間が4月7日までなのでちょっと難しいところだけど。(^^;

今回のイベントで入手&購入したもの。短冊形のイラストと色紙は入場特典。アクスタとメタルブックマーカーはイベント限定商品です。