先日、今や金曜ロードショーの定番となっている『ルパン三世 カリオストロの城』を観ていてふと脳裏に浮かんだのだけど、カリ城って公開が1979年の12月(元日の記事で1980年と書いたけど、調べたら1979年でした)だったから
この作品ってもう40年前の作品だよね?
いや作品自体にケチをつけるとかじゃなくて、普通に40年も前の作品が地上波の週末のゴールデン枠で放送できるってスゴイよなあ、と。
それと同時にこの作品のメインキャストの殆どが鬼籍に入っているのも事実で、2020年現在で存命中なのは次元大介役の小林清志さんと峰 不二子役の増山江威子さん、それからクラリス役の島本須美さん。あと名前のあるキャラだとグスタフ役の常泉忠通さんくらいか。
古くからこの作品を観てきた世代にとってはカリ城は時代を超えた名作中の名作だけれど、自分の生まれる遥か昔の作品について今の若い子達ってどのように目に映っているんだろう?やっぱり古臭く感じるのだろうか?それとも今のアニメにはない奥ゆかしさを感じるのだろうか?残念ながら自分はいまだ未婚で独身だから子供がいるワケではないのでその辺が全く分からないのだが。
ところで、今回のブログを書くにあたりWikipediaでカリ城について少し調べてみて初めて知った事があるのだけど、カリ城の時代設定って1968年なのね。てっきり公開当時の頃だと思ってた。道理でボンネットが突き出た昔のトラックとか描かれているワケだ。そりゃあとっつあん働き盛りの「さすが昭和一桁」(1968年(昭和43年)だと34~42歳くらい)だわなあ。(^^;
さて、今もルパン映画の最高峰としてカリ城が挙げられるけど、興行的には前作の『ルパン三世 ルパンvs複製人間』には及ばなかったのはちょっと意外。確実にその後のTV放送などの再評価によるものだね。
けれど今やカリ城という呪縛でルパン映画(TVスペシャルも含んで)も凡作止まりな感じがするね。全ての作品に目を通したわけではないけれど、もう少しマニア向けというか大人向けの作品があってもいいと思うんだけどなあ。